院長のあいさつ

たかの似顔絵
がなぜ歯科医師になろうと思ったのか
それは小学生のころまでさかのぼります。
私は小学生のころ泣き虫で、負けず嫌いで、落ち着きがなくて、人見知りがひどくて、わがままで・・・
今思えばひどい子供でした。
とにかく人見知りはどうしようもなくひどく、親の知人と会えば親の後ろに隠れてあいさつはしないし、病院に行ってもうんともすんとも言わず、親に何度も怒られていた記憶があります。
だからと言って友達がいないわけではなく、仲良くなった友達の前では大いにわがままで、威張り散らしたり。。。
そう典型的な「内弁慶」でした。
そして勉強も嫌いでとにかく落ち着きなく動き回って遊んでいる。といった子供でした。
私が生まれた時から父は歯科技工所をしており、母は小学3年生のころにヤマザキショップというコンビニのような個人商店を始めました。
工場と商店が自宅の一階にあるという特殊な環境で育った私は自然と人の歯を見ることに慣れていて、そこにあった道具を使って針金を曲げたり、ロウを溶かして遊んだり、そんなことをしている時だけは異常な集中力を発揮するのでした。
今思えば、その時が私の歯科医師としての原点のように思います。
しかし、当時はまだ歯科医師になるということは考えておらず、母の料理の手伝いが好きだった私は、料理人になろうと思っていたのでした。

中学生になり、自宅では父の技工所、母の商店という不思議な空間は私にとって違和感もなく普通の環境となっていた為、夏休みなどは母の商店の店番をしたり、父の工場で仕事の邪魔をしながら模型をいじくったりしていました。
まだまだ人見知り全開な私は、店番中は何とかレジ打ちはするものの、人と話すことがいやでいやでしかたなかったのですが、お店に来るお客さんは皆優しく、笑顔で帰っていきました。
その時、「私は人を笑顔にする仕事がしたい」「人に喜んでもらえるような仕事がしたい」そう思うようになりました。
そして、人前に出ず、なおかつ笑顔になってもらえる職業である料理人になりたい情熱はより一層深まっていきました。
高校生時代は軟式テニス部に入部し、とにかく部活しかやっていない生活でした。
勉強もした記憶がなく、とにかく試験期間中の部活禁止期間以外は休みが全く無く考えることはテニスのことだけ。

そして高校3年生。
部活も引退に近づいたころ、そんな生活をしていたものですから、進路のことなんて何も考えていません。
父の仕事の影響で歯医者が身近にあった私は、歯医者も人を笑顔にする仕事じゃないか?と考えるようになりました。
そこで歯科医師になろうと決意しました。
高校ではろくに勉強しなかった為、推薦なんて取れるはずもなく勉強が嫌いだった私は今までにしたことのない程、受験勉強をしました。
おかげさまで見事その年、運よく歯科大学に合格したのでした。

歯科大学入学後、一番びっくりしたのは同級生や先輩に医者、歯医者の息子、娘の多いこと。
本当は医者になりかった、とりあえず入れるところに来たといった感じでした。
そして、一番驚いたのが金銭感覚の違い。
「親から家賃とは別に仕送りを20万もらってる。」
「親に買ってもらった外車を2~3か月で飽きたから買い替える。」
「バイトなんかしてんの?大変だね~」などなど。
学校の授業と部活の隙間時間を見つけ、深夜までアルバイトをしていた私は、なんて場違いなところへ来てしまったのだろう。と感じていました。
その為、その雰囲気にうまく溶け込めず歯科医師の友達は正直あまり多くありません。

現在、歯科医師になって10年以上経ちました。
学生時代はあまり深く考えることなく、歯医者という仕事について考え始めたのは
大学5年生のころからでした。
大学病院での臨床実習や具体的に治療の実習、そして今までの4年間の総復習といった感じでした。
その勉強をしている過程で、虫歯や歯周病は生活習慣病であり予防することができるのではないか?と思うようになりました。

大学卒業後、研修医として大学の歯周病治療専門の教室へ残ることに決めました。
歯周病の専門に進んだ理由は、歯周病は予防ができる、予防を学ぶには一番良いと考えたからです。
この大学病院で学んだことが現在の私の歯科医師としての基礎になっています。
勤務医時代、いろいろな医院で様々な経験をさせてもらいました。
そこで私が見たり聞いたりした歯科医院は、予防とは程遠い削ることがメインの治療ばかりでした。
そしてめまぐるしく来院される患者さんの治療、治療、治療。
患者さんは30分以上待たせるのが当たりまえ。そんな医院も多くありました。
僕は幸い勤務先に恵まれましたが、歯科助手が患者さんの治療をするといった医院もあるようでした。
患者さんが抱える歯科医院への不満。
特に「説明がない」という声が多くありました。
その結果からさらなる不満が。「時間がかかる」「ずっと通ってるのに治らない」・・・
しかし、それを歯科医師たちが、知らないのではなく、「できない」のです。
それは、歯科医療システムの問題であり、保健診療のシステムの問題です。
多くのスタッフが、やる気を持たず、とりあえず仕事をしなくてはならないから、歯科医院に勤めているだけ・・・と仕事をする理由を話す現状。
他に良い職場があったら、すぐにでも辞めたい・・・と話す人ばかり。
しまいには、ほとんどの医院が、院長とスタッフは、決して良い関係ではなく、嫌いであると言うスタッフもいるのでした。
もちろん、そんな状態ですから、多くの院長たちも、スタッフへの不平不満・・・
もちろん、みなさんすごく良い院長で歯科医師として尊敬できる方ばかりでした。
しかし、そういった問題に対してあきらめている状態でした。

開業医へ分院長として勤務した時、治療内容や、治療技術以前の問題で、「医院運営」という大きな問題もありました。
現在、歯科医院は飽和状態と言われています。次から次へと新しく歯科医院ができています。しかし、やはり新しい医院も最新の治療技術を追い求め、若い先生、新しいきれいな歯科医院というだけで、患者さんとの会話や説明を大事にしている医院はまだまだ少ない。そう感じています。
私はそのような医院とは違うあなたの歯を守る歯科医院作りをしたいと思っています。